Apple社が同社のMacintoshシリーズ向けに提供している、無線LAN技術・機器の総称。
アメリカ本国で発表されたときは「AirPort」と呼ばれていたが、日本では既に他社がこの名称を商標出願していたため、日本でのみ「AirMac」と名称変更された。
現在も日本以外では「AirPort」という名称が使用されているが、基本的には同じものである(各国の電波法制の違いなどに応じて仕様は若干違う)。
AirMacを構成している製品は、Macintosh用の無線LANカード(AirMacカード)と、ダイヤルアップルータ機能を持つステーション(AirMacベースステーション)の2つ。
1台のAirMacベースステーションには最大50台までのクライアントが接続できる。ベースステーションはファイアウォール機能、暗号化通信機能、ユーザ認証機能など、無線LANに必要な機能を一通り備えている。
AirMacが使用しているプロトコルは無線LANでは最も一般的なIEEE 802.11bのため、Mac OS以外のOSからもAirMacネットワークに接続できる。ただし、AirMacベースステーションの設定にはMac OSが必須となっている。
ちなみに、ベースステーションがない場合でも、AirMac対応クライアント同士での直結通信は可能。