一回の処理で32ビットのデータを扱うことができるマイクロプロセッサのこと。16ビットマイクロプロセッサよりも処理能力が高く、扱えるメモリ容量も多い。1980年代中盤に登場し、現在主流となっているプロセッサである。Intel社のi386やi486、Pentium、Pentium II、Pentium III、IBM社のPowerPCなどがこれにあたる。
一面で2層の記録層を確保した書き込み型DVD。2003年の年末にかけて、DVD-R/+R両陣営が相次いで2層記録技術を発表した。
読み出し専用のDVD-ROMには片面1層(4.7GB)のほかに、片面2層(8.5GB)、両面各1層記録(9.4GB)などの方式が存在し、映画などを納めたDVDには2層記録のものが多い。これに対し、プレス加工でデータを記録するROM規格に対し、レーザーで記録を行なう追記型は2層を区別して確実に書き込むことが難しかったため、従来の追記型DVD(DVD-R/DVD+R)は片面1層(4.7GB)あるいは両面各1層(9.4GB)にしか対応していなかった。
追記型の2層記録技術では、最大容量は片面2層のDVD-ROMと同じ8.5GBに達し、従来は容量的に無理だった片面2層DVD-Videoのコピーなども行なえるようになる。DVDプレーヤーとの互換性も高い。対応したドライブとメディアは2004年中に実用化される見通し。
マイクロプロセッサ内部に設けられた高速な記憶装置。ここに使用頻度の高いデータを蓄積しておくことにより、低速なメインメモリへのアクセスを減らすことができ、処理を高速化することができる。2段階のキャッシュメモリを搭載したCPUにおいて、CPUが最初にデータを読みに行くのが、より高速でより容量の小さい1次キャッシュ。
1次キャッシュにデータがなかった場合は、より低速でより容量の大きな2次キャッシュに読みに行く。2次キャッシュになかったデータはメインメモリに読みに行くことになるが、3次キャッシュがある場合はメインメモリより優先して3次キャッシュのデータが読み込まれる。
外部記憶装置にハードディスクとCDやDVDなどの光学ドライブを内蔵したノートパソコン。標準的なノートパソコンやデスクトップパソコンの代替に用いるデスクノート(オールインワンノート)に多いタイプで、デスクトップパソコンと同等のドライブ環境となっている。
光学ドライブを除いたハードディスクだけのものは1スピンドルノート、2スピンドルにフロッピーディスクドライブを追加したものは3スピンドルノートという。
データを記録するためのディスクの直径が2.5インチ(約6.4cm)のハードディスク。1台の装置に2.5インチのディスク(プラッタ)が数枚収められた構造になっており、筐体全体では縦10cm×横7cm×厚さ1cm程度の大きさとなる。
2.5インチハードディスクは最も一般的な3.5インチハードディスクより容量は少ないが、薄型軽量なためノートパソコンなどでよく使われる。近年では、2.5インチハードディスクより薄型軽量な1.8インチや1インチのハードディスクが2.5インチ型に代わって利用される例も増えてきている。