Intel社が発表した、ビデオカードとメインメモリ間の専用バス(データ伝送路)規格。グラフィックカードは3次元グラフィックを表示するためだけに大量の記憶容量を必要とするので、必要な時だけメインメモリから記憶容量を割り当ててもらえばグラフィックスカードに搭載するメモリ(メインメモリに比べ高価)は少なくてすむ。ところがこのデータ転送は従来のPCIバスを通じて行なうには荷が重いので、専用のデータ伝送路としてAGPが開発された。
バス幅は32ビットで、転送速度は266MB/sの通常モード(AGP 1x)、533MB/sの2倍モード(AGP 2x)、1.06GB/sの4倍モード(AGP 4x)、2.13GB/sの8倍モード(AGP 8x)の4種類が規格化されている。