パソコンの電力制御に関する規格の一つ。OSがBIOSと連携してコンピュータ内部の各パーツの電力を管理するための統一された方式を定めている。1996年12月にIntel社、Microsoft社、東芝が共同で最初の規格を策定した。
従来、電力管理にはAPMという方式が用いられていたが、これはOSとBIOSの間のやり取りを定めたもので、OS側からは大雑把な管理しかできなかった。ACPIを用いることで、OSが中心となって各機器の電力制御機能を細かく設定・管理できるようになった。
ACPIを利用するにはOS、BIOS、管理したい機器のすべてが対応している必要がある。Microsoft社では、Windows 98以降の同社のOSをすべて標準でACPI対応にしている。